
緑茶飲料「お~いお茶」の販売量の伸びとともに茶殻の排出量が年々増加しています。現在、茶殻は堆肥や飼料に有効活用されていますが、茶殻には茶ポリフェノール(カテキン)など多くの有用成分が残存しています。ですが、茶殻は多量に水を含み腐敗しやすいなどの欠点があります。それら腐敗しやすい茶殻を有効利用するためには、排出直後の茶殻を乾燥し、製品化工場(リサイクル工場)に輸送する方法が考えられます。ところが、茶殻は多量の水分(水分率:約85~95%)を含むため、乾燥コストや乾燥エネルギーの消費問題などが発生し、製品コストや環境に悪影響を及ぼし、持続不可能なビジネスとなる場合があります。
当社ではこの課題を克服し、茶殻の事前乾燥を必要とせず、含水茶殻を飲料工場から製品化工場(ボード工場、樹脂工場、せっこうボード工場など)に輸送する技術、各製品化工場にて含水茶殻を保管する技術開発に成功しました。これら茶殻の輸送・保管技術により飲料工場と製品化工場間の生産スケジュール調整が容易になり、乾燥機施設などの初期投資や乾燥燃料が不必要となるメリットがあります。
また、有用成分を含んだ茶殻を肥料や飼料だけでなく、生活空間に有効利用することを考え、茶配合ボード、茶配合樹脂、茶入りせっこうボードが誕生しました。このように、茶殻を含水のまま利用して、お客様の身の回りの商品に有効活用する技術が「茶殻リサイクルシステム」です。
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